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「江浚い」をしてきました。
前から思っていたのですが「江浚い(えざらい)」って方言なんじゃないかなと。
何度変換かけても出てこないんですよね。ひらがなでネット検索かけてもでてこないですし、辞書にも載っておらず。


今後〇〇年やっていくことになると思うのでここらで調べてみました。
・江浚いの意味
・全国の名称
・社会的な意義
・まとめ

「江浚い(えざらい)」の意味
江 →①大きな川。川の総称。②長江。③え。いりえ。④近江の国の略
浚う→①川や井戸などの底にたまる土砂やごみを取り除く。②容器などの中のものを残らず取り出す。
あれ?「浚う」だけで目的は達成していることになるのか?丁寧に江(川)をつけて場所の限定をしているみたいですね。
どうも北陸地域で使われる言葉のようです。

ふむふむ。

でもここでさらに疑問が。「江浚い」はなにも北陸地域だけの作業ではありません。全国どこでも行っているはず。

全国の名称
では次に全国ではこの「江浚い」をなんと読んで行っているのか調べてみることにしましょう。
「農地・農業用水等の水路掃除」愛知県
「用水路の清掃」岡山県
「用水清掃」東京都
「溝清掃」「側溝清掃」←これは目的が違うような気がしますね
「井手浚い(いでざらい)」香川県
お!「いでざらい」はちょっと仲間っぽい言葉がみつかりました。似てるけど雨の少ない高知では井戸に貯めた水を農業用水として使うため「井」が付いたそうで意味合いはまったく別ものですね。おもしろーい

ざっと調べただけですが、単独の用語というのはほとんど発見できませんでした。

社会的な意義
ただ余談ですが2点気になったことがありました。この江浚い、いろいろ問題になっているようで近年さまざまな場所で議論が起きているようです。
①農業用水として使っていたけど、田が住宅街に変わり雨水を流す側溝の役割へ変わった。
②清掃する人がいなくて自治体や業者に委託した。
という内容です。

まとめ
社会の変化で「江浚い」もかわってきているのですね。川だけに。
とりあえずスッキリしました。
参加された全国のみなさんお疲れ様です。みんな仲間だ!腰痛と筋肉痛の(笑)



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